医療機器

各種紫外線療法機器
ナローバンドUVB
Daavlin(全身型)
TARNAB(ターゲット型)
エキシマ
セラビーム(ターゲット型)

Daavlin

全身型ナローバンドUVB機器で311nmの光を発する紫外線照射器です。炎症細胞、免疫細胞を抑える事で効果を発揮します。初めは週1、2回その後は2週から4週間隔の照射が効果的です。
アトビー性皮肩炎、乾癬、類乾癬、痒疹、円形脱毛症等に有効です。

セラビーム(エキシマライト)

エキシマランプで308nmの光を発します。
ナローバンドUVB (Daavlin)とほぼ同じですがコンパクトで高出力のため小部位の照射に適しておりより短時間で照射できます。
アトビー性皮膚炎、痒疹、掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)、白斑、円形脱毛症等に有効です。

ターナプ(TARNAB)

312nmの光を発する紫外線照射器でエキシマライトより波長が長いため紅斑、色素沈着が生じにくく顔や手等の目立ちやすい部位やエキシマで紅斑を生じやすい患者さんに適しています。
エキシマライトより照射時間が長くなります。
セラビームと対象疾患は同じですが、白斑に適しています。

Qスイッチルビーレーザー

色素斑の治療に最も適した694nmの波長の光を発するレーザー装置です。
当医院はニーク社のQスイッチ20nsec(ナノ秒=10億分の1秒)と短パルス200μs(マイクロ秒=100万分の1秒)のツインパルスを使える装置を用いています。
色素に対する親和性が高いためしっかりと焼却し優れた効果を発揮しますがその分PIH (炎症後色素沈着)が続くこともあります。
適応疾患:日光色素斑(老人性色素斑)、雀卵斑、後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)、扁平母斑、脂漏性角化症、色素性母斑(ホクロ)

炭酸ガスレーザー(コア、CORE2RE)

10600nmの光を発し主に水分に吸収され熱エネルギーが産生され皮膚の組織を蒸散する装置です。
当医院ではキャンデラ社のコア(CORE2RE)と言うスキャナー付きの高規格の炭酸ガスレーザーを使用しており時間、面積を入力することで正確にレーザーを照射することができます。
適応疾患:脂漏性角化症(老人イボ)、スキンタッグ、軟性線維種、尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)、色素性母斑(ホクロ)

アイコン(IPL、フラッシュランプ、フォトフェイシャル)

フォトフェイシャルという名称が有名ですがこれは某メーカーが自社のIPLの機器を使って治療するときに命名したもので正式な名称ではありません。
一般にはIPL (Intense Pulsed Light)治療と呼びます。
当院ではアイコンという現存するIPL機の中で最も高い出力で照射可能であり冷却機能も高いため効果が高く痛みが少ない照射器を用いています。
幅広い波長の光を発するためシミ、くすみ、そばかす、二キビ、赤み、肌質改善等多くの肌トラブルに効果が期待できます。
照射後わずかに薄いカサブタが出来ることがありますが効果の証でありほぼ普段の生活が可能です。 1、2か月の間隔で4、5回が目安です。

AC Duall(ニキビ用)

IPLの一つですが青色光(415~480nm)のアクネ桿菌(かんきん)への殺菌効果と赤色光(630nm~950nm)の抗炎症効果を持つ2種類の波長を有しており1~2週に1回の照射でニキビに効果がみられます。
当院では難治性のニキビの患者さんに照射しています。